2026年9月18日

Amazon商業責任保険 11月2日から対象拡大。米国で売る11カテゴリは売上ゼロでも加入対象

規制・コンプライアンス

Amazon米国では「月間売上が1万ドルを超えたら賠償責任保険に加入する」という規定が2026年11月2日から変わります。安全要件の厳しい一部カテゴリーでは、売上ゼロでも保険の対象になります。何を売っているかで、保険義務の発火条件そのものが変わる変更です。

変更点は2つ

2026年11月2日からの変更

  1. 01対象カテゴリーは売上ゼロでも保険対象子ども向け商品、サプリメント、リチウム電池を使う商品など、安全要件が厳しい11カテゴリーに属する出品は、売上額に関係なく保険加入が必要になります。「売れるようになったら加入すればいい」という運用は、該当カテゴリーでは通用しなくなります。
  2. 02中国本土のセラーは加入経路が限定11月2日以降に新規提出する保険は Amazon Insurance Accelerator(AIA)経由での取得が条件で、外部の保険会社で独自に契約した証券は受理されません。それより前に提出済みの有効な証券は満期まで継続できますが、更新時はAIA経由になります。

対象カテゴリーの考え方

対象は報道ベースの11カテゴリーで、子ども向け商品、飲食・摂取型商品(サプリメント・市販薬など)、消防関連、小型キッチン家電、家庭用医療機器、リチウムイオン電池製品、屋外動力・暖房機器、個人安全装備、化粧品・スキンケア、マットレス等の寝具、自動車・バイクタイヤ、水上救生用品が挙げられています。全リストはセラーセントラルのヘルプ「強化された安全上のリスティング要件を持つ商品カテゴリ」で確認してください。

100万ドル1事故あたり・累計とも
11カテゴリー売上ゼロでも対象(報道ベース)
11月2日変更の適用日
中国本土登録のセラーは、11月2日以降の新規証券がAIA経由に限定されます。

日本セラーへの影響

影響を受けるのはAmazon.comで出品する越境セラーです。日本国内(Amazon.co.jp)のみの販売なら対象ではありません。カテゴリー側の加入義務は所在地を問わないと報じられており、日本企業のセラーでも該当ASINを持っていれば売上に関係なく対象になります。中国本土事業者に限定された規定は、AIA経由という「加入経路」の部分だけです。

ただし、日本のセラーがAIAを使えるか、AIA以外のどの保険が受理されるかは、本稿の参照源からは確認できていません。セラーセントラルの保険ヘルプまたはセラー支援への確認が必要です。

確認する順番

  1. 01自社ASINが対象カテゴリーか確認する出品中・在庫中のASINを11カテゴリーと突き合わせます。該当が1点でもあれば対象です。
  2. 02補償額と証券の期限を確認する事故あたり100万ドル・累計100万ドルを満たすか、証券の有効期限がいつかを見ます。
  3. 03休眠ASINを棚卸しする売上ゼロでも対象になるため、「在庫を切り上げて出品取り下げ」が割に合うケースが出ます。保険料の節約に直結します。
  4. 04中国本土法人の場合は更新時期を逆算する次回の保険更新からAIA経由が必要になります。満期日から手続きスケジュールを組みます。

不備があった場合の対応は「該当リスティングの削除・販売停止」と報じられています。アカウント全体の停止ではなく対象ASIN単位の措置とされますが、Q4の追い込み時期に主力ASINが止まる損失は小さくありません。

越境ECの立ち上げでは、こうした出品要件の確認も含めてご支援しています。詳しくは越境EC立ち上げをご覧ください。

参考:卖家之家(MJZJ)Seller EssentialsAmazon Seller Central ヘルプ「Commercial liability insurance」/カテゴリーの正確な一覧と最新条件はセラーセントラルの通知をご確認ください。取得日:2026年9月18日。

アカウントの現状、見てみませんか

記事の内容について「自社の場合はどうなるか」が気になった方は、お気軽にご相談ください。現状を伺ったうえでご提案します。

お問い合わせはこちら