スポンサープロダクト広告で成果が出ないアカウントを見ると、3つのマッチタイプを同じ広告グループに詰め込んでいることが多くあります。どの一致で売れたのかが分からないため、入札をどこに寄せるかも判断できません。マッチタイプは並べるものではなく、順番に育てるものです。
3つのマッチタイプは役割が違う
部分一致は最も広く、キーワードを任意の順序で含む検索に加えて、単数形・複数形・変化形・同義語や関連語にも表示されます。キーワード自体が検索語句に含まれないこともあります。フレーズ一致はターゲットの要素が同じ順序で含まれる検索に絞られ、複数形も対象になります。完全一致は最も絞り込みが強く、成果が確定したキーワードを回収するために使います。
キーワードを育てる4段階
- 01発見(オートターゲティング)まず自動ターゲティングで実際の検索語句を集めます。ここは成果を求める段ではなく、母集団をつくる段です。
- 02検証(部分一致)集まった語句を部分一致で広く当て、関連語まで含めて反応を見ます。
- 03絞り込み(フレーズ一致)コンバージョンが付いた語句をフレーズ一致へ移し、余計な露出を削ります。
- 04回収(完全一致)数値が安定した語句だけを完全一致に移し、入札を寄せて刈り取ります。
広告グループを役割で分ける
発見・検証・回収を同じ広告グループに混ぜると、レポートを開いても打ち手が決まりません。目的ごとに広告グループを分けておけば、「発見用は予算を抑える」「回収用は入札を上げる」といった判断がそのまま実行に移せます。自動ターゲティングで見つけた検索語句やASINを手動キャンペーンへ移す流れをつくると、探索と回収を分離できます。
除外キーワードは「消す」ではなく「守る」ための設定
検索語句レポートの本来の用途は、成果の高い検索を見つけることと、成果の低い検索語句に除外キーワードや除外商品ターゲットを設定することの2つです。除外を入れずに部分一致を回すと、関連語の解釈が広いぶん、意図しない検索に予算が流れます。
特に効くのは、用途違い(別サイズ・別規格を探している検索)、比較目的の他社ブランド名、そして無料や中古のような購入意図が薄い語句です。週次で検索語句レポートを開き、クリックはあるのに注文がゼロの語句から順に除外していくだけでも、広告費の無駄打ちは目に見えて減ります。