関税は「課税価格 × 関税率」だが、そのあとに消費税が乗る。 手で計算すると、送料の入れ忘れや消費税の計算漏れが起きやすい。表計算にすれば、数字を入れるだけで合計が出る。
このページで配布しているテンプレートは、商品代・送料・保険料・関税率・消費税率を入れると、課税価格・関税・消費税・税金合計・対商品代率が自動で出るもの。
無料ダウンロード:関税計算シート(Excel)
結論
- 黄色いセル(B2〜B6)を埋めるだけで、課税価格・関税・消費税・合計が出る。
- 課税価格は商品代+送料+保険料。送料を入れ忘れると関税も消費税も少なくなる。
- 関税率を変えて試すと、いくらまで関税が上がると赤字になるかが分かる。
まずやること
- テンプレートをダウンロードして開く
- 商品代・送料・保険料を入れる
- HSコードで関税率を調べて入れる
- 税金合計が販売価格の何%かを確認する
5項目入力するセル(B2〜B6)
5項目自動計算(課税価格・関税・消費税・合計・対商品代率)
送料課税対象に含まれる
例外少額免税には対象外の品目がある
テンプレートの構成
入力は5つだけ。
| セル | 項目 | 何を入れるか |
|---|---|---|
| B2 | 商品代金 | インボイスの商品価格 |
| B3 | 国際送料 | 送料も課税対象 |
| B4 | 保険料 | 付保している場合 |
| B5 | 関税率 | HSコードで決まる |
| B6 | 消費税率 | 国・地域で異なる |
計算されるのは5つ。
- 課税価格 = 商品代 + 送料 + 保険料
- 関税 = 課税価格 × 関税率
- 消費税 =(課税価格 + 関税)× 消費税率
- 税金合計 = 関税 + 消費税
- 対商品代率 = 税金合計 ÷ 商品代金
計算例
商品30,000円・送料3,000円・関税率5%・消費税10%の例。
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| 課税価格 | 33,000円 |
| 関税(5%) | 1,650円 |
| 消費税(10%) | 3,465円 |
| 税金合計 | 5,115円 |
| 対商品代率 | 17.1% |
商品代の17%が税金になる。この分を販売価格に入れていないと、売るほど利益が減る。
使い方のコツ
テンプレートで赤字ラインを探す
- 01数字を入れる商品代・送料・保険料
- 02関税率を入れるHSコードから確認
- 03合計を見る税金合計と対商品代率
- 04関税率を上げて試す何%で赤字になるか
- 05価格に反映する税金分を販売価格へ
4番目が実務で役に立つ。「関税率が10%になったら利益が消える」と分かっていれば、価格改定の判断が早くなる。
注意点
- 関税率は商品と輸入元の国で変わる。テンプレートの5%は例なので、必ず自分の商品の税率に置き換える
- 少額免税には例外がある(皮革製品・ニット衣類・履物など)
- このシートは概算用。実際の納税額は税関の判断で決まる
よくある質問
テンプレートは無料ですか?
無料です。上のリンクからExcelファイルをダウンロードできます。
関税率はどこで確認しますか?
HSコードを確定させたうえで、税関の関税率表で確認します。商品と輸入元の国で税率が変わります。
送料も関税の対象ですか?
はい。課税価格には商品代だけでなく国際送料と保険料も含まれます。
まとめ:今週やること
関税計算シートを使う手順
- 01ダウンロードするExcelファイル
- 02商品代・送料・保険料を入れるB2〜B4
- 03関税率を入れるHSコードから
- 04税金合計を確認する対商品代率も見る
- 05販売価格に反映する税金分を上乗せ