Amazon広告のレポートは、全部見なくていい。 見るべきは検索語・キャンペーン・配置の3つ。それぞれ「何を決めるための数字か」が違うので、目的なく開くと時間だけが消える。
最初に見るのは検索語レポート。次にキャンペーン、最後に配置。この順番で見ると、無駄なクリックを先に止められる。
結論
- 見るレポートは検索語・キャンペーン・配置の3つ。全部を見る必要はない。
- 順番は検索語 → キャンペーン → 配置。無駄の削減が先、拡大は後。
- レポートで決めるのは「止める・残す・増やす」の3択だけ。数字を眺めない。
まずやること
- 検索語レポートを開き、注文0の語を抽出する
- キャンペーンレポートで、予算に張り付いているキャンペーンを探す
- 配置レポートで、成果の出る場所と出ない場所を分ける
- それぞれ止める・残す・増やすを決める
レポート1:検索語(サーチターム)
「どんな検索語で広告が出て、クリックされたか」が分かる。一番大事なレポート。
見るのは2つだけ。クリック数が多い語と、注文0の語。
- 注文0でクリックが多い → 除外キーワードの候補
- 注文がある → 残す。マニュアルのキーワードに追加する候補
週1回で十分。毎日見ても判断は変わらない。
除外の具体的な決め方は除外キーワードの決め方にまとめた。
レポート2:キャンペーン
「どのキャンペーンが、いくら使って、いくら売ったか」が分かる。予算と入札の判断に使う。
見るのは3つ。
- ACOS(広告費 ÷ 広告売上)
- 予算に対する消化率(予算に張り付いていないか)
- 売上への貢献(そのキャンペーンが売上の何割を運んでいるか)
予算に張り付いている=機会損失。消化率が低い=設定か入札が弱い。
レポート3:配置(プレースメント)
「検索結果の上部・商品ページ・その他」のどこで成果が出たかが分かる。
| 配置 | 特徴 |
|---|---|
| 検索結果の上部 | クリックされやすいが単価が高い |
| 商品ページ | 比較検討中の購入者に届く |
| 検索結果のその他 | 単価が安く、量が出る |
配置ごとにACOSが違うなら、入札調整の対象になる。全部を同じ調整率にしない。
レポートで決めること
レポートは「読むもの」ではなく「決めるもの」。
| 判断 | 見る数字 | アクション |
|---|---|---|
| 止める | クリックあり・注文0 | 除外キーワード |
| 残す | 注文あり・ACOSが許容内 | 維持・入札の微調整 |
| 増やす | 注文あり・予算張り付き | 予算か入札を上げる |
この3択に落ちない数字は、今は見なくていい。見る項目を絞ると、判断が速くなる。
見なくていい数字
初心者がハマりやすいのが、意味の薄い数字を追うこと。
- インプレッション数だけ(クリックされなければ意味が薄い)
- CTRだけ(商品ページが弱いと買われない)
- 前日比(1日単位ではブレる)
見るなら「週単位」と「ACOS・注文数」。短期の上下で判断すると、振り回される。
よくある質問
Amazon広告のレポートは何を見ればいいですか?
検索語・キャンペーン・配置の3つです。検索語から見て、無駄なクリックを止めます。
レポートは毎日見る必要がありますか?
検索語は週1回、配置と予算は月1回で足ります。毎日見ても判断は変わりません。
ACOSが悪いときはどのレポートを見ますか?
検索語レポートで注文0の語を探し、キャンペーンレポートで予算の張り付きを確認します。
まとめ:今週やること
レポートを見る順番
- 01検索語レポートを開く注文0の語を抽出
- 02キャンペーンを見るACOSと予算消化
- 03配置を見る成果の出る場所
- 043択で決める止める・残す・増やす
- 05週1回に固定する毎日見ない
広告の設定はスポンサープロダクト広告、指標の定義はACOSとTACOSにまとめた。運用全体はAmazon運用の教科書を参照。