2026年10月19日

FBAの繁忙期手数料は10月15日から。平均+0.32ドルに、燃料サーチャージ3.5%が重なる

Amazon運用

繁忙期の上乗せは平均+0.32ドルで前年と同じ規模。ただし今年は、その上に燃料・物流系サーチャージ3.5%が重なっている。Amazonの繁忙期フィルフィメント費は2026年10月15日から2027年1月14日まで適用され、FBAのほかRemote Fulfillment with FBA、Multi-Channel Fulfillment(MCF)、Buy with Primeが対象になる。

前年比で「同じ」に聞こえるが、今年は4月17日から燃料・物流系サーチャージ3.5%が通常手数料に加わっており、繁忙期手数料はその上に乗る構造だ。つまり1個あたりの固定費は、去年の繁忙期よりも厚い。確認ツールと入庫スケジュールを含め、日本のセラーが押さえる点を整理する。

結論

  1. 繁忙期FBA手数料は2026年10月15日から2027年1月14日まで、平均+0.32ドル。
  2. 今年は2026年4月17日から始まった燃料・物流系サーチャージ3.5%が上に重なる。
  3. Revenue CalculatorでSKU別の差額を出し、1月14日までの入庫計画を今日決める。
2026年10月15日繁忙期FBA手数料の適用開始
2027年1月14日繁忙期FBA手数料の適用終了
平均+0.32ドル非繁忙期からの上乗せ(前年と同規模)
3.5%繁忙期手数料の上にさらに乗る燃料・物流系サーチャージ
Amazon Seller Centralの公式アナウンス(2026年7月公開・2026年10月20日時点)より。

上乗せの構造:いくら・いつ・どのプログラムに

項目内容
適用期間2026年10月15日〜2027年1月14日
上乗せ幅平均+0.32ドル/個(非繁忙期比・前年と同じ)
対象プログラムFBA/Remote Fulfillment with FBA/MCF/Buy with Prime
燃料・物流系サーチャージ3.5%(繁忙期手数料の上に適用)
確認ツールRevenue Calculator/Profit Analyticsダッシュボード/Fee and Economics Preview Report

上乗せ幅の平均は前年と同じだが、サイズ区分ごとの差は大きく分かれる。細かい料率はFBA fee ratesのページとRevenue Calculatorで確認でき、非繁忙期との比較はツールの切替で見られる。

なぜ繁忙期に上乗せされるのか

Amazonの説明では、繁忙期は9月〜10月にフルフィルメントセンターへの受け入れに集中し、11月〜12月は注文処理に寄せる運用に切り替わる。ネットワークが張り詰める時期の手数料であり、価格の見直しより先に入庫の前倒しと在庫置き場の工夫を求めている。

セラー側の工夫としてAmazonが示しているのはフルフィルメント網へのAWD(Amazon Warehousing and Distribution)の利用だ。昨年のQ4(第4四半期)にAWDを使ったセラーは、出荷数が13%増、欠品日数が30%以上減ったという。AWDから自動補充を設定していると、2026年10月31日まで非繁忙期の保管料だ。

日本セラーとしてどう読むか

平均+0.32ドルという数字は平均であって上限ではない。売価15ドルの商品なら上乗せ率は約2%、売価8ドルなら約4%になる。小サイズ・多数量のSKUほど「影響率が大きく出る」構造なので、自社の売上上位SKUを優先して見る。

負担の内訳が複数費目に分かれていることも押さえておきたい。

  • 繁忙期手数料:10月15日〜1月14日。平均+0.32ドル
  • 燃料・物流系サーチャージ:2026年4月17日から導入の3.5%。繁忙期手数料の上に適用
  • 通常のFBA手数料:2026年は平均+0.08ドル(平均売価の0.5%未満)

P&Lで見ると「繁忙期手数料」「燃料サーチャージ」「通常手数料」が別々に出る。費目ごとに見ると、どこを削れば正味に効ぐかがはっきりする。燃料サーチャージの解除時期について、Amazonの案内には明示された条件はなく、価格・広告ともに解除を前提にしない計画にしておくのが無難だ。

今すぐやること

  1. Revenue CalculatorでSKU別の差額を確認する — 非繁忙期と繁忙期の切替で、影響の大きいSKUリストを作る
  2. Fee and Economics Preview Reportを出す — 今後の予測費用を品目別に一覧化し、売価と広告上限の再検討に使う
  3. 1月14日までの入庫計画を今日決める — AWD自動補充なら10月31日まで非繁忙期保管料、FBA入庫は10月28日がAmazon推奨分割の締切

今回の+0.32は「繁忙期のおまけ」ではない。燃料サーチャージと合わせて、固定費が一段厚くなったということだ。平均という数字は幅の中央でしかないため、小サイズ・多数量の品は影響率が大きく出る。粗利の2%〜5%が揺れるなら、それを下支えするのは売価でも広告でもなく、サイズ区分と梱包の見直しになる。
まずは数字を出すことだ。Revenue Calculatorで全SKUを見なくても、「影響率が大きそうな上位10品」だけ置けば十分だ。判断に時間をかけるより、1月14日までの価格と入庫を今日決めてしまうほうが、手数料に追われる時間は減る。

よくある質問

繁忙期手数料はいつからいつまで適用されますか?
2026年10月15日から2027年1月14日までです。FBAに加え、MCFやBuy with Primeも対象になります。

平均+0.32ドルなら、影響は小さいと考えていいですか?
平均であって上限ではありません。売価15ドルの商品なら約2%、8ドルなら約4%になります。

入庫は何日までに済ませればいいですか?
AWDの自動補充なら2026年10月31日まで非繁忙期の保管料です。FBA入庫は10月28日が推奨分割の締切です。

繁忙期の手数料を含めた費用の見方はFBA手数料の全体像を参照。

まとめ:今週やること

今週やること

  1. 01Revenue CalculatorでSKU別差額を確認非繁忙期との切替で影響の大きいSKUを特定する
  2. 02Fee and Economics Preview Reportを出す予測費用を品目別に一覧化する
  3. 031月14日までの入庫計画を決めるAWD自動補充か10月28日入庫のどちらを選ぶか

※数字の出典:https://sellercentral.amazon.com/seller-forums/discussions/t/3e31fbb7-04e0-4ed4-873e-f74b1052e2ff

株式会社unipeace

越境ECとAmazon広告運用に特化したコンサルティングパートナー。記事は一次情報をもとに、実務で使える形にまとめています。

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