Amazon販売手数料(紹介料)は、売れたときに販売価格の一定割合が引かれる費用。カテゴリごとに料率が決まっていて、おおむね8〜15%の範囲。最低手数料が設定されているカテゴリもある。
値下げしても料率は変わらないので、値下げ分がそのまま利益を削る。価格を決めるときは、手数料を引いた後にいくら残るかから逆算するのが正しい順番だ。
結論
- 販売手数料は売価 × カテゴリ料率。料率はカテゴリで決まり、最低手数料もある。
- 手数料には消費税がかかる。料率だけで計算すると実際の請求とずれる。
- 価格は「残したい利益+原価+手数料+その他費用」から逆算して決める。
まずやること
- 商品のカテゴリを確認し、販売手数料の料率を調べる
- 最低手数料の有無を確認する(低価格商品は影響が大きい)
- 売価から手数料を引いた残額を計算する
- 原価とその他費用を引いて、利益が残るかを確認する
販売手数料の仕組み
売れたときに、販売価格の一定割合が引かれる。この割合を料率といい、商品のカテゴリで決まる。
計算式はシンプル。
販売手数料 = 販売価格 × カテゴリの料率例:販売価格3,000円、料率15%なら、販売手数料は450円。
ここで注意したいのが最低手数料。「料率を掛けた金額が最低手数料より低い場合、最低手数料が適用される」カテゴリがある。低価格の商品ほど、実質の負担率が上がる。
消費税の扱い
販売手数料には消費税がかかる。料率だけで計算すると、実際の請求額より少なく見積もることになる。
見積もりでは「手数料 × 1.1」(税率10%の場合)で考えておくと安全だ。厳密な端数は請求明細で確認する。
価格の決め方(逆算)
「売価を決めてから利益を見る」のではなく、「残したい利益から売価を決める」。
売価 = (残したい利益 + 原価 + その他費用) ÷ (1 − 料率)例:利益500円・原価900円・その他費用(FBA・広告)600円、料率15%の場合。
- 分子 = 500 + 900 + 600 = 2,000円
- 売価 = 2,000 ÷ 0.85 ≒ 2,353円
この計算をしないと、「売れているのに利益が残らない」状態になる。
販売手数料以外にかかる費用
販売手数料だけを見ていると、採算を取り違える。
- FBA配送代行手数料:サイズと重量で決まる
- 月額保管料:置いている間かかる
- 広告費:売上に対して数%〜
- 返品処理:返品があったとき
すべてを引いた残りが利益。手数料の全体像はFBA手数料の全体像にまとめた。
よくある誤解
「出品は無料」:出品自体は無料だが、売れたら販売手数料がかかる。月額の出品プラン(プロフェッショナル)もある。
「料率が同じなら価格は自由」:最低手数料があるカテゴリでは、安くするほど負担率が上がる。
「手数料は経費だから気にしなくていい」:率が高い商品ほど、価格競争で負ける。手数料込みで競争できる商品を選ぶのが大切だ。
よくある質問
Amazon販売手数料とは何ですか?
商品が売れたときに、販売価格の一定割合が引かれる費用です。紹介料とも呼ばれます。
販売手数料の料率はどう決まりますか?
商品のカテゴリで決まります。おおむね8〜15%で、カテゴリによっては最低手数料があります。
販売手数料に消費税はかかりますか?
かかります。見積もりでは手数料に消費税を上乗せして考えます。
まとめ:今週やること
販売手数料を踏まえて価格を決める手順
- 01カテゴリの料率を調べる料金表で確認
- 02最低手数料を確認する低価格商品は特に
- 03手数料を引いた残額を出す売価×料率
- 04原価とその他費用を引くFBA・広告・返品
- 05逆算して売価を決める利益から逆算
価格の計算はFBAの料金シミュレーション、無料の計算シートはFBA粗利計算シートを使うと早い。運用全体はAmazon運用の教科書を参照。
値下げの判断まで含めた利益の計算はAmazonの利益率の出し方にまとめた。