2026年10月28日

Amazon広告の種類は3つ。スポンサープロダクト・ブランド・ディスプレイの違いと使い分け

Amazon広告

Amazon広告は3種類。 スポンサープロダクト(SP)、スポンサーブランド(SB)、スポンサーディスプレイ(SD)だ。違いは「どこに出るか」「何で課金されるか」「出すのに何が必要か」の3点。この3点を押さえれば、どれから始めるかは決まる。

結論から言えば、最初はSPだけでいい。SPは出品者なら誰でも使え、検索結果に出るので買う直前の人に届く。SBとSDは、ブランド登録や商品ページの土台ができてから足す。

結論

  1. Amazon広告はSP・SB・SDの3種類。出る場所と必要な条件が違う。
  2. 最初はSPのみ。出品者なら誰でも使え、検索結果から買う直前に届く。
  3. SBはブランド登録が必要、SDは商品ページや類似商品の面に出る。土台ができてから足す。

まずやること

  1. ブランドレジストリに登録済みかを確認する(SBの前提)
  2. SPで自動ターゲティングのキャンペーンを1本作る
  3. 2週間動かして検索語レポートを見る(除外と追加の材料)
  4. 商品ページのA+コンテンツが用意できたら、SB・SDを検討する
3種類SP・SB・SD
クリック課金3種類とも共通
ブランド登録SBの前提条件
検索結果SPが主に出る場所
3種類の広告の違い。掲載面と課金方式は仕様変更があるため、最新はAmazonの公式情報で確認する。

3種類の違いを一覧で見る

まず全体像。 細かい設定より、この表の違いを押さえるほうが先だ。

種類主な掲載面必要なもの向く目的
スポンサープロダクト(SP)検索結果・商品ページ出品アカウント売上を作る
スポンサーブランド(SB)検索結果上部ブランド登録認知と指名検索
スポンサーディスプレイ(SD)商品ページ・類似商品の面出品アカウント(+ブランド登録で拡張)興味喚起・再訪

課金は3種類ともクリック課金。表示されただけでは費用はかからない。だから「出た回数」より「クリックされた後の転換」を見るのが基本になる。

スポンサープロダクト(SP):最初に使う

検索結果に出る広告。 キーワードを指定する方法と、Amazonに任せる自動ターゲティングがある。

  • 出品者なら誰でも使える(ブランド登録は不要)
  • 検索語レポートで実際に検索された語が見える
  • 商品ページにも出るので、競合商品の比較中にも届く

最初の2週間は自動ターゲティングで回すのが定石。どんな検索語でクリックされるかをデータで見てから、手動のキーワードを足す。

スポンサーブランド(SB):ブランド登録が前提

検索結果の上部に出る、ブランドを訴求する広告。 ロゴや複数商品を並べられる。

前提はブランドレジストリへの登録。商標が登録されていないと使えない。ここで半年待つことになるので、ブランドで売るなら早めに動く。

向くのは「指名検索を増やしたい」とき。商品名で検索されるようになると、広告費が下がりやすい。

スポンサーディスプレイ(SD):商品ページの面を取る

商品ページや類似商品の枠に出る広告。 検索結果ではなく、商品を見ている人の視界に入る。

向くのは「興味を持った人に再び届ける」場面。ただし、商品ページの情報が弱いと押されない。A+コンテンツや画像が整ってから使う。

どれから始めるか

順番は決まっている。

広告を広げる順番

  1. 01SPの自動ターゲティングまずデータを集める
  2. 02検索語レポートで除外・追加2週間ごとに見直す
  3. 03SPの手動キーワードを追加成果の出た語に絞る
  4. 04商品ページを整えるA+コンテンツ・画像
  5. 05SB・SDを足すブランド登録と土台ができたら

いきなり3種類を同時に始めない。 予算が分散し、どれが効いたか分からなくなる。1種類ずつ増やす。

よくある誤解

「種類を増やせば売れる」は間違い。 掲載面が増えても、商品ページの転換率が低いままなら費用だけ増える。広告は最後の一押しであって、商品と価格の問題は解決しない。

「自動ターゲティングは放置でいい」も違う。 自動はデータを集めるための手段。検索語レポートを見て、除外と追加を繰り返すことで精度が上がる。

予算の分け方

最初は1日あたりの予算を小さくして、データを集める。売上の10〜15%を上限の目安にすると、赤字を抑えながら試せる。

慣れてきたら、成果の出ているキャンペーンに寄せる。均等に分けると、伸びるものに予算が回らない。

予算配分と入札の調整は、ACOSとTACOSの記事で詳しく書いた。マッチタイプの使い分けはマッチタイプ戦略にまとめている。

よくある質問

Amazon広告の種類はいくつありますか?
スポンサープロダクト(SP)・スポンサーブランド(SB)・スポンサーディスプレイ(SD)の3つです。

最初はどれから始めればいいですか?
SPから始めてください。出品者なら誰でも使え、検索結果から買う直前の購入者に届きます。

SBを使うには何が必要ですか?
ブランドレジストリへの登録が必要です。その前提として商標の登録が要ります。

SPの具体的な設定手順はスポンサープロダクト広告の設定にまとめた。

広告の採算は商品の粗利で決まる。FBA手数料の全体像で費用を確認してから予算を決めたい。

無駄なクリックを止める手順は除外キーワードの決め方を参照。

運用全体の流れと読む順番はAmazon運用の教科書を参照。

新しい広告商品の例はReview Requests(レビュー募集の広告)で解説している。

まとめ:今週やること

広告を始める手順

  1. 01SPの自動キャンペーンを1本作る予算は小さく
  2. 022週間動かす検索語レポートを集める
  3. 03除外と追加を行う成果の出た語に寄せる
  4. 04商品ページを整えるA+と画像
  5. 05SB・SDは土台ができてから一度に広げない

広告の設計と予算配分は、サービスページで相談できます。

レビューが増えると広告の転換率も変わる。依頼の作法はAmazonのレビュー依頼にまとめた。

レポートの見方はAmazon広告のレポートは3つ見れば足りるにまとめた。

株式会社unipeace

越境ECとAmazon広告運用に特化したコンサルティングパートナー。記事は一次情報をもとに、実務で使える形にまとめています。

会社概要を見る →

アカウントの現状、見てみませんか。

記事の内容について「自社の場合はどうなるか」が気になった方は、お気軽にご相談ください。現状を伺ったうえでご提案します。

お問い合わせはこちら