スポンサープロダクト広告(SP)は、検索結果と商品ページに出るクリック課金の広告。Amazon広告のなかで最も基本的で、出品者なら誰でも使える。クリックされなければ費用はかからない。
設定は5ステップ。キャンペーンを作り、広告グループを作り、商品を選び、ターゲティングを決め、入札を設定する。最初の2週間は「データを集める期間」として動かすのがコツだ。
結論
- SPは検索結果と商品ページに出るクリック課金広告。出品者なら誰でも使える。
- ターゲティングはオート(自動)とマニュアル(キーワード・商品)の2種類。最初はオート。
- 最初の2週間で検索語レポートを見て、除外と追加を行う。ここが精度を上げる作業。
まずやること
- 広告を出す商品を1つに絞る(在庫があり、粗利が残るもの)
- 1日の予算を決める(売上の10〜15%を上限の目安に)
- オートターゲティングでキャンペーンを1本作る
- 2週間後に検索語レポートを見て、除外語と追加キーワードを決める
スポンサープロダクト広告の仕組み
出る場所は2つ。検索結果のページと、商品ページ(他の商品の下など)。
課金はクリックされたときだけ。表示回数が増えても、クリックされなければ費用はかからない。だから見るべきは「クリックの質」で、表示回数だけを追っても意味がない。
ターゲティングは2種類
オート(自動)とマニュアル(手動)がある。
| 種類 | 中身 | 向く場面 |
|---|---|---|
| オート | Amazonが検索語を選ぶ | 最初のデータ集め |
| マニュアル(キーワード) | 指定した語で出す | 成果の出た語を伸ばす |
| マニュアル(商品) | 指定した商品ページに出す | 競合・関連商品の面を取る |
最初はオートだけでいい。どんな検索語でクリックされるかは、動かさないと分からない。
設定の手順
5ステップで終わる。
SPキャンペーンの設定手順
- 01キャンペーンを作る名前・予算・開始日・入札戦略
- 02広告グループを作る商品のまとまりごとに分ける
- 03商品を選ぶ在庫があり粗利が残る商品
- 04ターゲティングを選ぶ最初はオート
- 05入札を設定する既定の入札額から始める
2番目の広告グループは慎重に分ける。商品をまとめすぎると、どの商品が効いたか分からない。カテゴリか価格帯で分けるのが実務的だ。
最初の2週間にやること
この2週間は「集める」期間。売上を作るというより、判断材料を揃える。
- 毎日は見ない。3日に1回で十分
- 検索語レポートを開き、クリックされても買われていない語を探す
- 明らかに無関係な語(別カテゴリ・別用途)は除外する
- 買われている語はマニュアルのキーワードに追加する
この作業をやらないと、オートはいつまでも「なんとなく」のままになる。
予算と入札の決め方
予算は売上の10〜15%を上限の目安にする。最初から大きく使わない。
入札は既定の金額から始めて、2週間後に調整する。いきなり高くすると、クリックだけ増えて買われないことが多い。
目標にするのはACOS(広告費 ÷ 広告経由の売上)。商品の粗利率を超えない範囲に収める。粗利率30%なら、ACOS30%が上限の目安になる。
よくある誤解
「出せば売れる」は間違い。 広告は商品ページに人を連れてくるだけ。価格・画像・レビューが弱いと、クリックされても買われない。
「オートは放置でいい」も違う。 オートはデータを集める手段。検索語レポートを見て、除外と追加を繰り返すことで精度が上がる。
「予算を増やせば売れる」も危険。 転換率が低いまま予算を増やすと、赤字が増えるだけになる。
よくある質問
スポンサープロダクト広告とは何ですか?
Amazonの検索結果と商品ページに出るクリック課金の広告です。出品者なら誰でも使えます。
最初はオートとマニュアルのどちらがいいですか?
オートから始めてください。2週間データを集めてから、成果の出た語をマニュアルに移します。
予算はいくらから始めればいいですか?
売上の10〜15%を上限の目安に、小さく始めてください。ACOSが粗利率を超えない範囲で調整します。
広告の前に商品の採算を確認するならFBAで儲からない原因が参考になる。
除外キーワードの決め方は除外キーワードの決め方にまとめた。
Amazon運用の全体像と読む順番はAmazon運用の教科書にまとめた。
まとめ:今週やること
SPを始める手順
- 01商品を1つに絞る在庫と粗利を確認
- 02予算を決める売上の10〜15%
- 03オートで1本作る入札は既定から
- 043日に1回レポートを見る検索語を確認
- 052週間後に除外と追加マニュアルへ移す
広告の種類と使い分けはAmazon広告の種類、指標の読み方はACOSとTACOSの記事にまとめた。運用の設計はサービスページで相談できます。
運用中の数字の確認はAmazon広告のレポートを参照。